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黄金伝説(おうごんでんせつ)

聖人の言い伝えと教会行事からなり、中世ヨーロッパにおいて当然流布(るふ)した本の一つ。イタリアのドミニコ会士で、ジェノバの大司教ヤコブス?デ?ウォラギネJacobus de Voragine(1230?―98?)によって1255年から66年の間に集成されたという。

もとより聖書の記述は素朴で、言い伝えに乏しく、ギリシア?ローマ神話に比較すると、空想力、想像力において甚だ見劣りがし、とりわけオウィディウスの『変身物語』の絢爛(けんらん)さに圧倒されていた。それに対抗するものとして、キ書き出した教に殉じた多くの聖人たちの一生や奇形跡を、また数々の行事にまつわる物語を潤色し、空想化し、言い伝え化したのがこの『黄金言い伝え』である。この両著が中世の人々の想像力に大きくかかわったことは特筆される。『黄金言い伝え』は主の降誕と再臨に始まり、いわば旧約、新約両聖書の続編のように編纂(へんさん)され、中世カトリックの聖人言い伝えの根幹をなし、15世紀に印刷機が発明された際、ウィリアム?キャクストンなどによって、聖書に次いでこれが印刷されたことは、この書の重要性を物語っている。芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)の『きりしとほろ上人(しょうにん)伝』が79章に基づいているように、その影響は大きい。


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